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[編集]ジャン・ソセ
[日本語版監修]瀧口修造
著者からのコメント
「骰子の7の目」日本語版刊行に寄せて
画家の明証——瀧口修造
人は絶えず何ものかに賭ける。しかも、6の目の骰子を振りながら、その実は7の目をもとめているのではなかろうか。
画家もまた例外ではない。
絵画は人間のもっとも古い発見のひとつとして、その平らな面の表現の世界は、人に寄り添う影のように消えることを知らない。
それは無重力の宇宙を遊泳しながらも、必死に地上へ帰着、ふたたび二次元の床の上に身をよこたえるようなものか。
だが、夢はふたたびあらぬ彼方の次元を飛ぶだろう。
絵画とは、いまや表現の伝統というよりも、慾望回帰のしるしだとさえ言ってよいかも知れない。そのように、絵画は執拗にも、眼あるかぎりの影像の生活とともにある。
人が絵画を眺めるとき、絵画もまた人を視ている。
そして、この地上の眼差しのなかに、もうひとつの次元からの眼差しに出会うのだ。
これら、伴侶としての画家たちは、おそらくつねに現実の曇り、矛盾、禁忌を越えて、ひとびとの許へ戻ってくるだろう。
こうして絵画は鏡の向うのn次元の明証となるだろう。
増補新版刊行に寄せて
32年後に——巖谷國士
「骰子の7の目」というこの詩的な言葉を、不可能のたとえととることもできる。
その不可能を可能にするべく、30年前にはじめてシュルレアリスム画家たちの本格的な個別紹介をめざしたこの叢書は、
予想をこえて広く支持されるところとなった。
なによりも瀧口修造による監修の意味と成果が大きい。
日本の唯一のシュルレアリストとして生き、当時ジャーナリズムから手を引いていたこの詩人は、
だが本叢書のためにいわゆる監修以上のことをした。挿入小冊子の執筆とデザイン、原書にない巻の企画編集、画家の近況紹介、
訳者の選定から訳文校閲まで、その仕事の総体はまさに、晩年(1979年没)の
もっとも重要なシュルレアリスム活動のひとつに数えられる。