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岩波文庫
①著者別番号:赤578-1
②作者:ジョルジュ・ローデンバック
③訳者:窪田般彌
④発行日:2004年11月10日 第8刷(1988年3月16日 第1刷)
⑤装丁:カバー装 192頁
⑥状態:普通 蔵書印なし、書き込みなし
⑦コメント:2004年秋一括重版の1点。入手困難。
美しい妻に先立たれたユーグ・ヴィアーヌは、死別の苦しみに耐えかねてブリュージュにやってきた。彼がブルージュを選びそこを終のすみかとして見出したのは、この町が彼の愛惜を具現し、「亡き妻は死の都ブリュージュ」ふだったからだ。ある夜、彼は亡き妻と瓜二つの踊り子ジャーヌ・スコットに出会った。そして彼は…。
小説の成功とは裏腹に、観光都市ブリュージュ市民の町ぐるみの憤激はローデンバックの生前から激しかった。せっかく近代化された「新生ブリュージュ」のイメージを壊すものと思われたのであろう。