「株式会社 エーツー」では、快適にページをご覧いただくためにJavaScriptという技術を使用しています。 JavaScriptの設定がオンにされていない場合、適切な表示・操作を行えないことがありますのでご了承ください。
新品定価より ¥2780安い!!10%OFF
新品定価より ¥2780安い!!
条件により送料とは別に通信販売手数料がかかります ■本州・四国・九州 お買上金額 5,000円未満…240円 お買上金額 5,000円以上…無料 ■北海道・沖縄 お買上金額 5,000円未満…570円 お買上金額 5,000円以上10,000未満…285円 お買上金額10,000円以上…無料
このページに記載された商品情報に記載漏れや誤りなどお気づきの点がある場合は、下記訂正依頼フォームよりお願い致します。
4.4(4件)
現在、商品レビューの投稿はありません。
商品レビューの削除
商品レビューを削除しました。
指定された商品レビューが見つかりませんでした。
削除キーを入力してください。
削除キーが間違っています。
削除できませんでした。
今こそ読まれるべき貴重な「証言集」
関東大震災直後から、流行作家たちは新聞や雑誌に次々と文章を書きました。芥川龍之介、志賀直哉、ほか36名の文豪たちが見て、感じて、書いた「大都市災害」を、国内外で震災と復興・防災についての講演を続ける、著者が考察していきます。著者の石井正己さんは、国文学者・民俗学者であり、東京学芸大学教授です。
「多くの文章は関東大震災の風化とともに埋もれてしまいました。一方で、震災の状況を詳しく知りたいと思っても、もはや生き証人から話を聞くことは難しくなっています。そうしたことを思えば、震災を生き抜いた作家たちの証言はかけがえのない遺産ではないかと思われます」「個別の体験記だからこそ、記録や統計には見られない人間の真情が表れていると言えましょう。」(はじめに、より抜粋)
90年前の体験記は、被災地周辺で親族を亡くされた方々にとって、当時の様子を今に伝える貴重な記録であり、これからの震災にとって学ぶべき教訓も数多くあります。また、著者・石井正己さんの解説で、文豪たちの真情の吐露が、当時の文壇の人間関係や社会状況と関連づけて読めるのは、この本のもうひとつの楽しみです。
【編集担当からのおすすめ情報】
著者の石井正己さんは、この本の取材をする過程で、親族の中に関東大震災時に被災してなくなった人がいたことを知ったそうです。大正時代から東京に住んでいた方の中には、そのような方が多くいらっしゃるに違いありません。
当時の被災状況を知るすべはありません。文豪たちの体験記を1冊にまとめて読むことができるのは、本書がはじめてです。
1章 本所・両国・浅草―河竹繁俊・小泉登美・岡栄一郎・中村吉蔵
2章 上野・千駄木・田端―有島生馬・宇野浩二・野上弥生子・芥川龍之介・室生犀星
3章 番町・日比谷・田町―泉鏡花・与謝野晶子・島崎藤村・佐藤春夫・木村荘太・山本有三・田山花袋
4章 横浜・鎌倉・小田原―西川勉・広津和郎・久米正雄・厨川蝶子・北原白秋・谷崎潤一郎
5章 千葉・福井・京都―原阿佐緒・中条(宮本)百合子・志賀直哉・島木赤彦・秋田雨雀
6章 流言蜚語・虐殺―小山内薫・里見〓(とん)・菊池寛・内田魯庵・折口信夫・竹久夢二
7章 復興・防災―杉村楚人冠・寺田寅彦・永井荷風・平塚らいてう・柳田国男
レビューより
震災を経験した文豪たちが震災をどう考えたのか、非常におもしろく読めた。漱石や鴎外が生きていたならばさぞかし面白かった、だろうとおもった。著名な文学者たちの罹災が非常に軽微だというのにも驚いた。